岩室温泉

岩室温泉は、開湯から300年以上の歴史を持つ温泉地です。越後一宮・弥彦神社の参拝拠点として、古くから栄えてきました。温泉街には、歴史ある旅館や飲食店が点在し、古き良き温泉街の風情を感じることができます。岩室温泉の特徴は硫黄と鉄の成分が結合した硫化鉄が含まれる「黒湯」です。神経痛や関節痛に効果があります。

岩室温泉は、自然豊かな環境に囲まれた静かな場所にあります。周辺には、角田浜海水浴場や、越後平野と弥彦連山を一望できる宿泊施設があります。また、岩室温泉には、源泉掛け流しの専用露天風呂付き客室がある宿もあり、清々しい自然と温泉の共演を楽しむことができます。四季折々の自然が楽しめる場所で、春には桜が咲き、夏には海水浴が楽しめます。秋には紅葉が美しく、冬には雪景色が広がります。

岩室温泉には、源泉かけ流しの露天風呂や内湯がある宿泊施設が多数あります。中でも、「ほてる大橋 館の湯」は、越後平野と弥彦連山を一望できる露天風呂が自慢の施設です。また、「旅館 いわむろや」では、源泉かけ流しの露天風呂があり、贅沢な時間を過ごすことができます。岩室温泉のお湯は、神経痛や筋肉痛、関節痛などに効果があるとされています。源泉かけ流しのお湯で心身ともにリフレッシュしてみませんか。

岩室温泉周辺には、新潟の新鮮な山海の幸を使った料理が楽しめるレストランがあります。特に、「小さなお宿 小松屋」では、新鮮な日本海の海の幸と3つの貸切風呂で、日常を離れ静かにのんびりお寛ぎいただけます。また、「道の駅いわむろや」では、地元の食材を使った料理や地産品も楽しめます。岩室温泉で新潟の美味しい食事を堪能してみませんか。

岩室温泉周辺には、天神山城や松岳山城などのお城跡があります。特に、「天神山城」は、土塁・石塁や瓢箪池、武者溜りなど中世の城郭跡がほぼ完全な姿で残っており、山頂の本丸跡からは麓にある岩室温泉を一望することができます。歴史好きな人にはおすすめの観光スポットです。岩室温泉で歴史を感じながら、お城跡巡りをしてみませんか。

岩室温泉観光協会が主催している体験イベントがたくさんあります。日中宿でゆっくりするのもいいですが、せっかく岩室まで足を延ばしたのなら、地元をより深く知り、体感することのできるイベントに参加するのはいかがでしょうか。「間瀬銅山跡巡り」では案内人の解説を聞きながら、間瀬銅山の歴史とそこに生えている野草について知ることができます。「笹団子手作り体験」では岩室地区伝統の作り方で新潟名物笹団子を作ってみることができます。時期によって行われるイベントが異なるので、岩室温泉に行く人は観光協会に問い合わせてみてください。

6月下旬から7月上旬にかけて、岩室地区では「冬妻ほたる祭り」が開催されます。昔から岩室地区の川辺の清流は蛍が生息するほどきれいでした。現代日本で蛍が生息する清流はそう多くはありません。地域の人の尽力もあり、岩室の地ではまだ野生の蛍を見ることができます。岩室温泉に行こうか悩んでいる人は、ぜひ蛍が飛び交う初夏に訪れてみてはいかがでしょうか。

岩室温泉のある新潟市西蒲地区では、8月末から10月上旬に「わらアート祭り」が開催されます。稲わらを活用した様々なアート作品を展示しており、毎年新潟市内外からたくさんの人が訪れます。わらアート作品で使用される稲わらは、合併旧五町村（巻町、西川町、岩室村、潟東村、中之口村）の各地の小学校から集めています。この稲わらを使って、武蔵野美術大学などの学生が稲わらアートを制作します。

岩室温泉にある古民家で月2回（第2、第4火曜日）に「農家交流レストラン　やさいのへや」がオープンします。ここでは地元の農家さんが、自分たちで育てた食材を使った料理を提供してくれます。ランチメニューの基本構成は「おむすび・みそ汁・主菜・副菜・小鉢・香物・甘味・茶」です。新潟市の郷土料理が提供されることもあります。毎月の第2、第4火曜日に岩室温泉に行く人はぜひ訪れてみてください。